昨日はえぐい話題だったので、本日は美しいものを・・・。
本人はそう思ってアップしても、
これがガだと種を明かせば、また顰蹙を買うかも知れない。
ノースポールの花で蜜を吸うこの昆虫、
スケルトンの翅の所々に輝く瑠璃色を散りばめた美しいチョウのようだが、
実はこれは、ブドウスカシクロバというマダラガ科のガの一種である。
昼間に花の蜜を吸っていてもチョウの仲間ではなく、
歴としたガの仲間である。
チョウに似てとても美しいのに、ガと知れたからと言って毛嫌いしなくても良さそうだが、
触るとかぶれるドクガや光に集まって鱗粉をまき散らすイメージが強く、
ガは昆虫の中でも相当の嫌われ者だ。
名前の通り、幼虫の食草はブドウ、ノブドウ、ヤマブドウ、エビズルのブドウ科の植物で、
幼虫はブドウの新梢の若葉を食害する事があるから、ブドウの害虫とされている。
ガと言うだけで毛嫌いしないで欲しいと思っても、
ブドウを栽培している人にとっては害虫であるのは確かだから、
やっぱり嫌われても致し方ない所もあるかもしれない。
人間は様々な植物を食糧にしている。
昆虫の多くも植物を頼りに暮らしている。
それ故、お互いに共通な植物が食糧や餌になっている場合もある。
そんな場合には、昆虫は一方的に害虫呼ばわりされることになる。
ガと言うだけで身震いされたり、知らずに作物を囓れば害虫扱いされたりと、
ブドウスカシクロバに限らず、昆虫は気の毒ないきものである。
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