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蕊梅

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庭の南高梅は既に花が終わり、
枝には蕊と萼だけが残っている。
蕊桜ならぬ蕊梅といった感じだ。
南高梅はアンズ系の品種だから
萼が親譲りの鮮やかな紅色なので、
蕊梅もなかなか美しい色合いである。

梅の花が蕊ばかりになれば、
代わって桜の花が咲き始める。
梅は奈良時代に中国から薬として移入されたのが始まりだ。
この時代は文化も政治も中国が模範だったから、
春の木の花を愛でるのも中国に習って観梅であった。
やがて平安朝になって、ようやく文化が国風に成るに連れ、
里山に咲く山桜が春の木の花と成っていったのである。
次第に「花は桜」へ。
昨今もやっぱり花見の主役は桜以外には無いようである。

里の早春の花の主役が、
いち早く咲く梅からやがて山桜に次第に移り変わって行く様を見ていると、
日本の古の文化の変遷が写し絵のように見えて来るようだと、
花のすっかり散り果てたの庭の梅の蕊を眺めながらそう思った。
撮影:2010.03.27 / Sonnar 135mmF2.8+接写リング

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by escu_lenta_05 | 2010-03-27 10:42 | 季節
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