少し前、サトイモの花が咲いたとマスコミの話題になっていた。
サトイモは、熱帯起源のサトイモ科のタロイモの仲間の栽培植物で、
その中では最も北まで分布しているのだそうだ。
元来熱帯の植物だから、温帯の日本ではめったに花が咲かないから、
偶に咲くと、新聞やTVに取り上げられるのである。
その話題になったサトイモの花は、花卉のカラー(Calla)の花によく似ている。
花卉のカラーも同じくサトイモ科の植物だから似ていて当然だろう。
そのカラーだが、今年は我が家の庭で初めてきれいに咲いた。
昨年までは薄暗い木の下に植えていたので、
日照不足のため株が成長不良で、
これまでずっと花を咲かせることはなかった。
せつかく植えているのに、これではもったいないと、
昨秋、庭の日当たりの良い場所に植え替ええたのである。
その甲斐あって、今年は株も2倍以上に成長し、
見事に花を咲かせたのでる。
写真はその花後の実である。
これまで花をつけなかったから、その実を見る機会もなかった。
当然だがその姿は、サトイモ科の野生植物の実と似た雰囲気だ。
薄い花弁のイメージからすれば、随分頑強な感じだ。
実が熟した後、鉢にでも蒔いておけば発芽するのだろうか。
ご存じの方は教えて下さい。