縁側のセメントのたたきに、
オオカマキリがぺったりと腹ばいになっている。
最近の冷え込みで、さすがに息絶えたのだろうと思い、
その老兵の最後をカメラに収めていると、
次第に脚が動き出して、ついには立ち上がった。
死んでいたのではなかったのである。
その場所まで朝日が届き始めると、
触覚を振り、鎌を擡げ、
顔をこちらに向けて威嚇するポーズをし出した。
暫くして、オオカマキリの様子を伺いに戻ったら、
もうその場所に姿はなかった。
今度は何時姿を見せるだろうか。
その時は、朽ち果てそうな枯れ蟷螂に変わり果てているのだろうか。
撮影:2010.11.27 / Canon Compact-Macro EF50mm F2.5
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