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橘始黄

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店先に並ぶ温州蜜柑の色が良い色合いになって、
甘みも大分乗ってきたようだ。
今月2日は、二十四節季七十二候の「橘始めて黄ばむ」だが、
庭のスダチの実(写真)もきれいなオレンジ色になっている。
冬に熟す柑橘類は暦どおりに順調に育っている様子だ。

橘といえば、京都御所の「右近の橘」が名高い。
花橘は『万葉集』に62首も詠まれていて、
繁栄と長寿をもたらすとして、
古い時代には鬘や薬玉などにも飾られた。
さらには、文化勲章の意匠とされている程、
橘は品性と誇りに溢れる、
わが国を代表する野生柑橘だったはずだが、
最近とんとその姿を見かけなくなってしまった。

オレンジやグレープフルーツなどの輸入柑橘類の増加に押し退けられるように、
今日の実生活ではほとんど利用価値がないに等しいこの植物など、
わざわざ植える人などいないということなのだろう。

この花の季節になると、どこか咲いてはいないかと気にしているのだが、
今年もまた、その花姿を見ることはできなかった。
撮影:2010.12.6 / TAMRON SP AF Di 90㎜ F2.8

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by escu_lenta_05 | 2010-12-06 13:02 | 季節
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