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大寒の満月

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大寒は陽暦の1月20日頃で、太陽黄経が300度の点を通過する日。
寒さが最大になる頃である。
冬至から一月を過ぎ、太陽の光は随分明るさを取り戻しているが、
実際に大地が温もり始めるのは後半月先までお預けとなる。
日中で0℃を超えることのない地域では、
川や池も厚く固く氷り、軒先の氷柱も大きく成長する。
氷と雪に囲まれる極寒の季節である。

「冬の月寂寞として高きかな」     日野草城 

真冬の月は、天高く孤高に冴え冴えと輝いて見える。
冷気と澄み渡る大気の故で、気高く深閑として輝いているのだろう。
その孤高の輝きの理由は、月天心あるいは沖天心の言葉とおり、
天頂に届きそうな寒の頃の高度の高い月の故だろう。

北半球では、太陽高度は冬至に最も低く、夏至に最も高くなる。
さらに、満月の時、月と太陽は地球を挟んでちょうど反対側に位置している。
そして、月はおおよそ太陽の通り道の黄道上を動いているから、
月と太陽の高さは逆の関係となる。
したがって、太陽高度の高い夏至の頃の満月は高度が低く見え、
逆に、太陽高度の低い冬至の頃には満月は頭上高く見えるのである。

冬至から一月遅れの大寒の満月の月だが、
まだまだ天高く輝いて見えるから、
望遠レンズを使った日の丸構図の真ん丸い月よりも、
寒の月は広角で狙うのが季節感が出て良いように思う。
(ドット抜けのような小さな点は星ですから、ご心配無きように(笑))
撮影:2011.1.20 / Canon EF16-35mm F2.8L

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by escu_lenta_05 | 2011-01-21 08:30 | 季節
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