ブログトップ

Colocasia's Photo World

colocasia.exblog.jp

霜の花

e0089532_1085229.jpg

このところサクラの盛りの頃のような暖かな日が続いている。
先日の雪の風景の他に、書いておきたい冬の記事が
まだ二,三残っているのに、明日からもう3月に入る。
これは拙いと、発破を掛けて急いで書いて、
霜の記事が二月の内に何とか間に合った。

陰暦の11月の和風月は「霜月」である。
東京の初霜の平年値は12月14日で、丁度月の名とおりの
二十四節季の大雪の気に霜が降り始める。
大坂では11月30日、名古屋が11月24日と、
こちらは少し早めの小雪の気に霜が下り出す。
e0089532_10104222.jpg

霜は、地表の水蒸気が冷気に触れ昇華して氷の結晶となり、
冷たくなった地上の枯れ草などに降りて成長して出来る。
東京や大阪などで、最低気温が3℃台の日が現れるのは12月中旬以降である。
気象台で図るのは地上1.5mの気温だから、
気温が3℃以下であれば地面付近の気温は0℃以下となり、
雨が雪に変わりやすくなる。
それで、東京、大阪でもこの頃になれば、
雪や霜を見る機会が増えてくるのである。

寒に入れば、霜の日はそれ以前よりずっと多くなる。
そんな晩冬の早朝、郊外の野道に車を走らすと、
冬田が朝霜で一際白々となった霜溜を見ることが出来る。
車を止めて、「霜だたみ」で霜を観て歩くのは楽しいものだ。
e0089532_1010089.jpg

はだれ雪の合間から顔を覗かせた若草に降り積もった霜の結晶が、
粉砂糖を振りかけお菓子のようでかわいらしい。
こんな枯野を白い花のように飾る霜の造形が「霜の花」である。

霜は「三つの花」とも言う。
「水の花」の訛化で、雪の「六つの花」に対する言葉で、
「さわひこめ」の異名もある。
「青女」は、前漢の思想書『淮南子』の雪や霜を降らせる女神に因んでいる。
霜を巡る様々な言葉を連想しながら、「霜晴」の里を歩けば、
厳寒の季節も辛いばかりでは無いと思えてくる。
撮影:2011.2.16 /TAMRON SP AF Di 90㎜ F2.8

*写真や記事がおもしろいと思われましたら、是非クリックで応援下さい!

   人気blogランキングに参加しています。 
[PR]
by escu_lenta_05 | 2011-02-28 10:11 | 季節
<< 啓蟄の里山 斑雪/はだれ >>