ブログトップ

Colocasia's Photo World

colocasia.exblog.jp

啓蟄の里山

e0089532_11395299.jpg


e0089532_1142567.jpg


e0089532_11434597.jpg
e0089532_11441717.jpg



ブログの更新を永らく休止している間に、日本国を震撼させる大惨事が起きてしまった。
作業の合間に、TVやインターネットのニュースで状況を頻繁にチェックしては、
早く事態が収束に向かうことを祈る毎日が続いている。
特殊な技術や能力のある人は、被災地ですばらしい力になるだろう。
そのような才能の無い人間がその場にいても、大切な物資を消費するばかりで、
かえって復興を遅らせるばかりだろう。
では、技能も知力も財力も持ち合わせていない自分は何をすれば良いかと考えてみる。
現状をしっかり把握して、極力復興の足かせにならないこと。

情報を正確にキャッチして冷静に判断すれば、
買いだめに走ったり、安全な場所にいる人が過剰な恐怖心から不要な避難をしたり、
風評に惑わされて買い控えをしたりすることはないはずだ。
非力な自分に出来ることは、いつもどおりの日常を過ごすことだけなのだろう。
すばらしい英知の結集した国力を信じて、いち早い国土の復興を祈ることしか出来ない。

啓蟄の気(期間)に入った里山を歩くと、
生きものの息吹を感じる季節が訪れていた。
空に綿雲が浮かび、越冬から目覚めたキチョウやルリタテハが飛ぶ姿がある。
テングチョウは、野道の湿った地面で吸水に夢中だ。
ため池には今年も変わらずニホンヒキガエルの卵塊(写真3段)があった。
棚田を覗くと、水溜りにニホンアカガエルの卵塊(写真4段)が幾つも見つかる。
自然は、何事も無かったかのように季節が進んでいる。
穏やかに季節を歩むのも自然の姿だが、
大地を切り裂く狂気の姿も自然そのものだ。

平穏でありふれたような里山の風景、
どこにでもいそうなありふれた身近な生きもの。
そんな平凡な日常こそ、実は一番貴重なものなのかもしれない。
撮影:2011.3.13 /TAMRON SP AF Di 90㎜
F2.8Canon EF16-35mm F2.8L(上段のみ)


*ご連絡等は右のメールにてお願いいたします。
[PR]
by escu_lenta_05 | 2011-03-21 11:45 | 季節
<< 寒の戻りとツクシ 霜の花 >>