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春と夏の狭間の花

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二十四節気の穀雨の気(期間)は雨がちな季節である。
すっきりとしない日が続くが、穀物の種を育てる慈雨なのだから
嘆かずにありがたく思うべきなのだろう。

今日の里の景色は、そんな慈雨らしくどんよりとしているが、
曇り空の影響より、むしろ春霞のようである。
春霞の言葉の響きには詩情があるが、
その実態は、霧のような水蒸気によるものばかりでなく、
地面から舞い上がる埃、中国大陸から飛来する黄砂、
野焼きの煙などでも発生するのだから、
風情に浸ってばかりも居られない。

そういえば、今朝の天気予報では黄砂が大量に飛散するので、
マスクを着用したほうが良いと言っていた。
ヒノキの花粉が納まるかと思えば、今度は黄砂である。
気管支系の弱いものには気の休まる暇が無い。
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そんな鬱々とした気分を癒してくれる花が咲き出した。
林の縁を淡い青紫で彩るフジの花の季節である。
あと三日で立夏。
フジの花は、春と夏の狭間の標である。
晴れやかな季節は、その満開と共に間違いなくやって来る。
*写真はノダフジ

撮影:2011.5.3/ Canon EF75-300mm F4-5.6(上) /TAMRON SP AF Di 90㎜ F2.8(下)
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by escu_lenta_05 | 2011-05-03 21:30 | 季節
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