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梅雨葵

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今年の近畿の入梅は5月26日で、平年値の6月7日に比べると12日早かった。
入梅や梅雨明けは気象庁の発表で知るのだが、
それを教えてくれる植物がある。
梅雨の期間に花が咲くので梅雨葵の別名を持つタチアオイである。

天保年間の「世事百談」に「花葵(タチアオイのこと)の咲きそむるを入梅とし、
だんだん標(すえ)の方に咲き終わるを梅雨のあくるとしるべし」とあるそうだ。
タチアオイの花の開化は下の方から始まり、日を追って次第に上へと咲き進む。
写真は6月2日の撮影だが、下の方に数輪咲いているから、
入梅の初期であることを、花の咲き具合から確かに知ることが出来る。

昔の人々は、季節と共に変化する身近な生物の様子をつぶさに観察して、
生物カレンダーとして日常の暮らしに役立てた。
自然との関わりが希薄になってしまった現代では、
このような生きものが発する貴重な信号をキャッチする機会も失われ、
それを積極的に利用しようとする人はもういないのだろう。
 
さて、そんな人の暮らしに大いに役立つ植物について、
「植物と暦」のテーマで6月12日に講演を予定しています。
場所は、毎年3回ほどお話をさせていただいている神戸製鋼さんの灘浜サイエンススクエアーです。
詳しくはHPをご覧下さい。↓
「植物と暦 ~人の暮らしと植物~」
入場無料、定員100名。事前申し込みの必要はありません。
撮影:2011.6.2 / Canon EF75-300mm F4-5.6
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by escu_lenta_05 | 2011-06-03 21:29 | 季節
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