里ではタニウツギの花が盛りである。
タニウツギはスイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木で、
田植えの時期に花が咲くので「田植え花」 や「早乙女花」と呼ばれるが、
そのとおり、里では田植えの最盛期である。
早乙女花は、花を下向きに水に浮かべた様子が、
菅笠をかぶって田植えしている早乙女に似ていることに因む。
和名は山中の沢や谷など湿気のある場所に生育するとこによる。
ウツギ同様、枝の髄部が中空になるのが、名の由来と思われる。
ハナショウブ、ヤブカンゾウを「田植え花」と呼ぶ地方もあり、
これは「カッコウバナ」とも呼ばれる。
追記:知人より写真はタヌウツギ属のハコネウツギだとの連絡がありましたので訂正します。
タニウツギは、当市では山地部に生育するようです。
撮影:2011.06.04 / TAMRON SP AF Di 90㎜ F2.8
写真をクリックすると少し拡大されます。