ナガサキアゲハが庭の鉢植えのシークァーの周りを飛び回っている。
その様子を見ていると、すぐに葉に産卵を始めた。
近づいて産んだ辺りを覗くと、
見慣れたナミアゲハに比べるとかなり大きい卵が付いている。
その前日に、隣に並べて置いてある鉢植えのレモンに、
モンキアゲハが産卵しているのを見ていたので、
卵の違いを比較するため、葉を採って並べて撮影することにした。
幸いにも、この葉にはナミアゲハの卵まで産み付けてあった。
こちらは少し黒ずんでいるが、大きさを比するのには支障はない。
文献を調べてみると、ナミアゲハの卵は直径は1.2㎜、高さ1.0㎜、
モンキアゲハは直径1.35から1.50㎜で、高さは1.38㎜、
ナガサキアゲハは直径1.50から1.60㎜で、高さは1.40㎜となっていて、
卵のサイズも成虫の大きさに見合っているようだ。
実際に卵の径をビノキュラーで測ってみると、
モンキアゲハは1.55㎜で、ナガサキアゲハが1.60㎜だった。
さて、ナガサキアゲハの卵だが、撮影している空きに寄生バチがやって来た。
産卵直後にすかさずやって来るのには驚いた。
これは明日にアップの予定。
写真は左からナミアゲハ、モンキアゲハ、ナガサキアゲハ
撮影:2011.09.13 / CANON EF28-80mm F3.5-5.6 II(改)
*クリックで画像は少し拡大します。