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ヒゲナガクロハバチ

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ブログが庭の害虫シリーズになってしまいそうだが、今日は斑入りアマドコロ(ナルコユリ)のイモムシ。
アマドコロの葉に虫食い痕が。しかし、犯人の姿はない。さては裏側に居るだろうと、下から覗き込むと案の定黒いイモムシが4,5匹群れている。一見ガ類の幼虫に似ているが、何となくそれとは雰囲気が違う。もしやハバチの幼虫ではと、ハバチの本を調べるとナルコユリ類を食草にするヒゲナガクロハバチという種が載っていた。
ハバチは漢字で葉蜂と書くように、植物依存のハチである。ハチの代名詞はあの毒針。だが、この仲間にはその伝家の宝刀が無い。毒針を持つスズメバチやアシナガバチは、親や働き蜂が捕って来た動物質の餌を食べて育つが、ハバチ類は、チョウやガと同様に、植物に産み付けられた卵から孵化した幼虫は、食草を自分で食べて成長する。ハバチ類は巣も持たないし、巣や幼虫の周りを毒針で警戒する親蜂も働き蜂も居ない。
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斑入りアマドコロは繁殖力旺盛な植物で、放ったらかしでもどんどん株が増え、他の植物が被圧されるほどだ。それで、ヒゲナガクロハバチが湧いたからと騒ぐことなど全然ない。むしろ、増えすぎた株を引き抜く手間が省けると喜ぶべきかもしれない。
しかし、同じハバチでも、庭のバラやツツジ類に来る種はかなり厄介者だ。バラにはチュウレンジバチが、ツツジやサツキにはルリチュウレンジがやって来て、葉を無残に食い荒らす。小さな虫食いを見つけてそのまま忘れていると、数日後には葉は中筋だけを残して見事に喰われてしまっている。そうなったら最後、楽しみな花はもう拝めない。この時期、バラやツツジ類の葉はこまめにチェックが必要だ。
写真注)昼間は葉の裏に隠れていることが多いが、早朝や夕方は葉の表に出て摂食する姿が見られる。
撮影:2012.5.29~30 / Canon EF100mm F2.8L Macro IS USM
*クリックで画像は少し拡大します。
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by escu_lenta_05 | 2012-05-30 09:50 | ハチ・アリ
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