順調に花を咲かせているインパチェンスが急に元気がなくなった。こうなってしまうのは毎年の事だから、理由は察し出来る。
案の定、枝に大きなスズメガの幼虫がいた。ベニスズメの終齢幼虫である。
ベニスズメの食草は、アカバナ科、ツリフネソウ科、ミソハギ科、アカネ科、ブドウ科など。インパチェンスはこの内のツリフネソウ科に属するから、ベニスズメに狙われるのも不思議ではない。
この幼虫、蛇にそっくりだ。天敵の鳥を驚かせる擬態らしい。毎年この幼虫の被害に遭うのは、幼虫にとっては擬態の効果なのだろうが、こちらには許せない話である。
撮影:2012.8.13 / Zoom-Micro NIKKOR ED70-180mm F4.5-5.6D
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