庭のシラー・ペルウィアナの花は、もう盛りを過ぎる頃だ。
葉はヒガンバナの葉に似ているが、幅が2、3倍で艶があって厚い。
花は薄いブルーで、ニラのように、沢山の小花が丸く小山を作るように集まっている。
シラー(Scilla)は、「害になる」という意のキリシャ語のskylloが語源で、
鱗茎が有毒であるらしい。
Scilla属の邦名はツルボ属。
ツルボは初秋に咲き、薄赤紫の細長い花序をしていて、
稲刈りの終わった畦を飾るお馴染みの野草だ。
因みに、写真のS. peruvianaの和名はオオツルボという。
シラーの仲間には、他にもカンパヌラタ、シベリカ、ランブレイ、ヒスパニカなど、
多くの園芸種が流通している。
どれも庭に植え放しで、球根がで数を増やしてくれるようだが、
我が家のカンパヌラタは株がかなり増えたのに、今年花を咲かせてくれたのは1株だけ。
それで、こちらは写真でお見せできないままに花が終わってしまった。
やはり、たまには植え替えをしないと花付きが悪くなるようだ。
[Nikon D2X ED70-180mm F4.5-5.6D]
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