昨日の写真のテラスは、庇の部分がカーブしたガラスに成っていて、
そこから天を仰ぐことが出来る。
一体どのくらいの雨が空から落ちてくるのかと、
白い雨をその庇の下にから見上げてみる。
大きな雨粒がビシャビシャと大きな音でガラスを叩き、
丸いあばた模様をあちこちに描いては消え去る。
屋根を伝って流れる雨は、滝のようにゴウゴウと流れ下っている。
夕暮れのこの異様な雨を暫く眺めていると、
風雨の中で激しく暴れ狂う巨大な蛇の腹に見えてくる。
やっぱり、白い雨は災いの予兆なのかもしれないと、
一層恐怖に駆られるのである。
[Canon EOS20D 、Planar 50mm F1.4]
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