このホースフェイス・ローチ(ロングノーズ・ローチ)は5年ほど前に子供のペットとして飼い始めたのだが、
ゲームや音楽をヘッドホーンで聞くのが面白くなってしまった子供には、
すっかり忘れ去られてしまっている。
今では、水換えをしていつもより水槽が綺麗になった時、
ちらっとでも眺めて貰えれば良い方である。
ホースフェイスローチはタイ、ミャンマー、マレーシアに生息しているドジョウの仲間で、
名前のように長い鼻をした馬のような顔が特徴だ。
いつもは砂の中に隠れていて、普段は姿はあまり見せないが、
偶に砂の上で休んでいる姿を見ることが出来る。
水草の魚を撮影するにはストロボが必須なのだろうが、
これではコントラストの強い図鑑風の仕上がりになってしまうので、
出来れば、自然光に近い柔らかい光の下で写したいと思っている。
そうなると、光が充分に届く水槽の手前側に魚がじっとしてくれている時がシャッターチャンスという訳だ。
今日は珍しく、水草の上で休んでいる。
しかも光量も充分そうな位置で、背景も綺麗に写りそうな場所だ。
喜び勇んでカメラを取り出し、一枚パシャリとやったら、直ぐに逃げられてしまった。
それでも、カメラのモニターで見る限りピントもちゃんと目に来ていそうで一安心。
だが、CRTで確認してガックリ。
水槽のガラス一面の苔が、青のりを振り掛けたようにバッチリ写し込まれている。
水換えやガラスの苔取りをサボっている罰である。
数少ないチャンスの為には、残念ながら手抜きはさせて貰えないようである。
[Nikon D2X ED70-180mm F4.5-5.6D]
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