うち捨てられた壊れた農具、
しなだれた枯れ草、綿毛の抜けたススキの穂。
そして、池に漂う朽ちた杭。
畦道を歩いていて、写欲をそそられるのは何故か寂しげなものばかり。
全ては、数日前とほとんど変わらぬ姿のままで、
見向きもされずただそこにあったものたちばかりだから、
ようやく冬らしくなったと感じる季節感の心的な移ろいが、
見る風景を新鮮に見せてしまうのだろうか。
この移り気な心象は、
きっと、自然の神の繰り糸で踊らされているのに違いない。
[Canon EOS20D Planar 85mm F1.4 ]
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