早朝に庭の草木を眺めていると、
まだ目覚め前の昆虫が木の枝や葉の上で休んでいる。
家の壁にも夜の灯りに引き寄せられたガがそのまま止まっていたりする。
早朝の庭は昆虫が結構多いのである。
朝露を浴びたミニバラの新葉の上にオンブバッタが乗っていた。
良く見れば左の触覚が欠けている。
他の捕食者に啄まれた手負いの傷かもしれない。
気の毒にと思ったのも束の間、
初々しいミニバラの新葉の大きな食痕が目に入る。
まずこのオンブバッタの仕業に違いない。
オンブバッタは雌が雄を負んぶしているのを良く目にする。
その和名の由来でもある仕草は見る人を和ませ、
可愛らしい姿で子供に人気のバッタだ。
だが、見かけによらず悪さもする。
このミニバラの食害で御察しのように、
柔らかい葉がとても好きなようで、
菜っ葉やレタスの瑞々しい旬の葉を囓ってしまうことがある。
でも小さなバッタだから、食べられても量はしれている。
それに、イナゴのように畑で大発生ということもない。
ミニバラの食痕は一寸悔しいが、
欠けた触角に免じて、今日も無罪放免。
[Nikon D2X 105mm F2.8D]
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