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昨日はケスハマソウの群生だったが、
今日は一本の花だけのクローズアップを出してみた。
初夏を思わせるような高温で、どの花も見る見る水平近くまで花弁が開いていく。
この馬鹿陽気では、この群落の見頃も後数日で終わってしまうだろう。
昨日(18日)は本県北部の豊岡市では、25.7℃の最高気温を記録し、
観測史上最も早い夏日の記録となった。
我が市でも20.1℃の最高気温で、今年の最高気温となった。
これは南よりの暖かな風の流れ込みによっている。
17日、大分県の牧草地の野焼きで、
4人が死亡し、2人が負傷するという痛ましい事故があった。
当地では最高気温が21.4℃、最大瞬間風速9.1(m/s)を記録しており、
昨日と同様に南よりの強い風が吹いていたようだ。
春先の快晴の日は大陸の乾燥した空気に覆われ、
そこに春嵐が吹き荒れることで、この時期は山火事の頻発する季節だ。
私の住む地方では立春過ぎから雨水の頃に野焼きが多い。
この時期は気温も低く、雪解け水や雨水の頃に多い雨などで、
枯れ野が極度に乾燥していないから、野火をコントロールし易いのかもしれない。
他地に比べ、由布市の野焼きの時期が遅いのが不思議だったが、
高齢化による人手不足で、実施が遅れたのだそうだ。
しかも、現場に慣れない人まで集めての作業も災いしたという。
里山の衰退が叫ばれて久しい。
茅場などの美しい草原はこのような集落の共同作業で維持されてきたのだが、
村の崩壊で、草原は放置され、何時しか樹林に変わってしまう。
由布市の惨事は、里山の社会構造の変化で、
季節折々に行われた農事が滞ることで引き起こされたと言えるのかも知れない。
里山の過疎化は、自然景観の変貌に留まらす、
知らず知らず生命に関わるリスクも増大させているのである。
このケスハマソウの群落も、
里山林の放棄で林内が暗くなることで、減少の一途を辿っていて、
これもまた里山の衰退を象徴する植物のひとつである。
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