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カテゴリ:ガ( 46 )

フタトガリコヤガ

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既に収穫の終ったオクラの葉に派手な模様のガの幼虫を発見。
フタトガリコヤガというヤガ科のガの幼虫である。
食樹はアオイ科で、アオイ、ムクゲ、フヨウなどの害虫だ。
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オクラもアオイ科だから、この蛾はこれを見逃さず、
葉をぼろぼろに食害しているのである。
今年はもうオクラの収穫は無いから、思う存分食べてもらうことにする。

撮影:2012.9.25 / Canon EF100mm F2.8L Macro IS USM
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by escu_lenta_05 | 2012-10-28 11:18 |

ウスタビガの繭

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先日のいきもの調査会で、林道に落ちているウスタビガの繭を幾つか目にした。最近の台風の強風で枝が折れ落ちたのだろう。
裸木の冬の林で、薄黄緑色のウスタビガの繭は良く目立つ。葉の茂る季節は、この緑が迷彩色になって天敵の目から免れる工夫だが、枯木色の季節は逆に良く目立ってしまう。わざわざ目立つことをしなくてもと思うのだが、心配はいらない。晩秋から初冬の落葉の季節に羽化してしまうのである。冬に目にする繭は空っぽで、鳥の食べる獲物はもう中にはいない。
ウスタビガは「薄手火蛾」の漢字を充てる。「手火」は提灯のことで、木にぶら下がる繭の姿に由来している。「薄足袋蛾」とも書くが、これは繭を足袋に見立てたもので、他に、「ツリカマス」「ヤマカマス」「ヤマビシャク」などの地方名がある。ちなみに、クスサンの繭は、茶色の粗い網目の袋の形から「スカシダワラ」と呼ばれる。
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そして、繭にはもう一工夫が。底には小さな穴が開いている。雨などで濡れて、繭の中の蛹が濡れないための水抜きである。越冬する昆虫にとって、水気は大敵。蛹が濡れると、冬に凍結するので、穴はそれを避ける仕組みである。
地方名が多いから、どこでも普通に見られる昆虫かと思うのだが、東京都と滋賀県ではレッドデータ種に指定されている。最近滋賀の里山を歩く機会があったが、繭は一つも見つからなかった。冬の林で、色や姿形から強く印象に残る存在なのだが、実は、個体数は思うほど多くないのかもしれない。

ウスタビガの生態:10月から11月頃に羽化した成虫が産卵した卵は、そのまま越冬する。翌4月頃に孵化し、6月中旬頃に繭を作り蛹になる。食樹はブナ科のコナラ属(クヌギ、コナラ、カシワ)、サクラの他、カエデ科、カバノキ科、ニレ科と幅広い。
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by escu_lenta_05 | 2012-10-13 09:07 |

ベニスズメの幼虫

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順調に花を咲かせているインパチェンスが急に元気がなくなった。こうなってしまうのは毎年の事だから、理由は察し出来る。
案の定、枝に大きなスズメガの幼虫がいた。ベニスズメの終齢幼虫である。
ベニスズメの食草は、アカバナ科、ツリフネソウ科、ミソハギ科、アカネ科、ブドウ科など。インパチェンスはこの内のツリフネソウ科に属するから、ベニスズメに狙われるのも不思議ではない。
この幼虫、蛇にそっくりだ。天敵の鳥を驚かせる擬態らしい。毎年この幼虫の被害に遭うのは、幼虫にとっては擬態の効果なのだろうが、こちらには許せない話である。
撮影:2012.8.13 / Zoom-Micro NIKKOR ED70-180mm F4.5-5.6D
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by escu_lenta_05 | 2012-08-13 21:02 |

トビモンオオエダシャク

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菜園の草むしりと水掛に追われていると、庭の手入れが先送りになり、梅雨の間に草木が伸びほうだいになっている。これは限度だと、急ぎの仕事を暫し傍らに置いて庭木の剪定をやった。
選定したウバメガシの枝を拾い集めていたら、枝にガの幼虫が止まっていた。トビモンオオエダシャクである。終齢幼虫は体長9㎝程と巨大である。
この幼虫や終齢幼虫が体長7㎝になるクワエダシャクなど、大型のエダシャクの幼虫は、「土瓶割」の俗称がある。木の枝にそっくりの尺取虫だとは知らず、農夫が手に持っていた土瓶を掛けようとしたら、土瓶は下に落ちて割れてしまったという逸話による名である。尺取虫が枝に良く似ているのは、捕食者から身を守るための擬態だといわれているが、土瓶を掛けられるのは想定外に違いない。
撮影:2012.8.2 / Canon EF100mm F2.8L Macro IS USM
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by escu_lenta_05 | 2012-08-02 20:51 |

カシワマイマイ

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昨日のマイマイガのいた里山林に、アベマキの大木が生えている場所がある。クワガタが出ていないかと探すが、その気配は全くない。代わりに大きな毛虫が幹に何匹も張り付いている。カシワマイマイの終齢幼虫だ。クワガタムシやカブトムシを探しに行って、この毛虫に遭遇し、ギョッとさせられたという人も多いだろう。
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胸部から出る黒く長い毛の束が良く目立ち、毒々しい。マイマイガと同じくドクガ科の仲間だが、幼虫の毛には毒性は無いらしい。それを知っていても、とても触る気はしない。

撮影:2012.6.11 / SIGMA 17-70mm F2.8-4.5DC
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by escu_lenta_05 | 2012-06-11 20:44 |

マイマイガの顔

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里山林を歩くと、林道のあちこちで5,6㎝もある毛虫を目にする。マイマイガの終齢幼虫だ。幼虫の食樹はクリやクヌギなどの樹木の葉だが、昼間は木から降りて、根元やその付近のササなどに止まっている。夜になると、再び木に登って葉を食べるのである。
体は毛むくじゃらで気持ち悪い典型的な毛虫のスタイル。さて、どんな顔かと正面顔を見ると、八の字の斑紋があって意外に許せる表情かもしれない。でも、長い棘状の毛がかなり毒々しい。

撮影:2012.6.7 / NIKKOR ED70-180mm F4.5-5.6D
*クリックで画像は少し拡大します。いつもより拡大率が大きいです。毛虫の苦手な人は、スルーしましょう(笑)。
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by escu_lenta_05 | 2012-06-10 18:57 |

シヨシタヨトウ

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庭のガーベラの花芽が大きくなって、間もなく開花と喜んでいたら、なんとこんな悪党の出現。シヨシタヨトウの幼虫だ。
ヨトウとは夜盗のこと。ヨトウガの幼虫は、昼間は植物の根際の土中に潜り込んでいるが、夜になると這い出して来て植物を食害する。菜園の野菜は、良くこの蛾の幼虫による被害を受ける。発芽して順調に成長していると安心していると、翌朝になれば若苗が見事に根元から切り倒されている。そんな悲惨なことが頻繁に起こる。ヨトウガ類は困った畑の害虫なのである。
調べてみれば、このシロシタヨトウはヨトウガの仲間なのに、昼間でも土中に潜ることなく、植物の上にいるのだそうだ。花を育てて開花を待ち望んでいるのをあざ笑うかのように、綺麗に花咲こうとする花に鎮座して堂々と花弁を食んでいる。夜陰に乗じてこっそり盗人をするどころか、明るみで平気な顔で悪事を働く大悪党である。
一株から、毎年株分けして増やしたガーベラなのに、なんて奴だと歯ぎしりしながら写したのだったが、それを退治するのをすっかり忘れてしまっていた。

撮影:2012.5.28 / TAMRON SP AF Di 90㎜ F2.8
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by escu_lenta_05 | 2012-05-29 08:59 |

オオトビモンシャチホコ

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ページを開いた途端に、「ギャー」と叫んで、直ぐにページを閉じられてしまいそうな写真で申し訳ありません。
「イモムシ、ケムシを愛するわれわれも、この幼虫が団子のように群れている姿には、いささかへ辟易する」と、このオオトビモンシャチホコの幼虫を解説するのは『日本産ガ類幼虫生態図鑑』。こう書いた中臣謙太郎さんは著名なガ類の幼生期の研究者なのだから、一般の人が、こんな毛虫の集団をみたら、嬌声を発して飛び退くのも御もっともなことだ。
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毛虫にしてみれば、これも生き延びるためなのである。若齢期に1個体のものと集団のものでは、前者は風雨などの影響で死んでしまうが、後者はすべで生き延びるという研究結果があるそうだ。集団になることで、一個体あたりの体表面積を小さくして、風雨に対抗しているらしい。さらに、天敵に襲われると、体をのけ反らせて臭い消化液を吐いて天敵を追い払うのだという。こんな気味悪さも、か弱い毛虫の生き残り戦略と知れば、少しは愛おしさも生まれるだろうか。
毛虫の集団が、体をのけ反らせて臭い消化液を吐くシーンを是非撮影したいものだ。それにはだれかに天敵代わりになって、毛虫を突いてもらわなければならない。でも、そんな気色の悪い役をしてくれる人などいそうにない。やっぱり、三脚を据えて、片手にレリーズ、もう片方に棒きれを持って写すしかないだうな。

撮影:2012.5.8 / NIKKOR ED70-180mm F4.5-5.6D
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by escu_lenta_05 | 2012-05-10 18:07 |

ヤママユガの幼虫

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いやに暑いので、車の温度計を見ると28℃を表示。もう夏の暑さじゃないかと思う。いや、今日は立夏。決して季節外れなどではないのである。里山は春の終わりを告げるヤマフジが満開で、落葉樹の木々はすっかり爽やかな若葉色に覆われている。
そんな新緑の里山を覗くと、柔らかな若葉を虫食む幼虫で溢れている。もしやヤママユガの幼虫もいるのではと、毎年見ている場所を探すと直ぐに数匹見つかった。遅れ気味だった季節の歩みも、すっかりいつものペースに追いついたようである。

撮影:2012.5.5 / TAMRON SP AF Di 90㎜ F2.8
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by escu_lenta_05 | 2012-05-05 17:47 |

アシブトチズモンアオシャク

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薄暗い山道を歩いていると、林床近くに浮かんだように見える枯葉に、若葉色の鮮やかなガが止まっていた。アオシャクの仲間だ。緑色の翅が特徴のシャクガ科のグループで、チョウにも劣らない美しい色彩のガ類である。
昼間にアオシャクを写す機会はあまりないので、気合を入れて撮影したのは良いのだが、帰ってPCのモニターで見れば、自慢の翅がしわしわだ。羽化直後でまだ翅が伸びきらないのではなく、何かの不都合で十分に伸びきる前に翅が乾いてしまったのだろう。羽化失敗の個体という訳だ。ちょっとぬか喜びだったようだ。
調べてみれば、アシブトチズモンアオシャクという種だった。年に3,4回、4~9月に発生し、テイカカズラを食樹にしており、低地から低山地に生息するらしい。

撮影:2012.4.30 / TAMRON SP AF Di 90㎜ F2.8
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by escu_lenta_05 | 2012-05-03 17:05 |