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Colocasia's Photo World

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<   2007年 03月 ( 31 )   > この月の画像一覧

グレゴマ

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庭の花壇の縁取りにグレゴマ(グレコマともいう)の斑入りを一株植えたのが、
雑草のようにどんどん蔓延ってしまった。
あまり増えても仕方がないと、昨年思い切って引き抜いたら、
先祖返りした斑の無いもばかりになってしまった。

今、そのグレゴマに花が咲いている。
葉の模様も消え失せてしまったから、野外で見かけるカキドオシとそっくりだ。
Glechoma はカキドオシ属のことで、このグレゴマは
カキドオシ(G. hederacea var. grandis)の園芸種なのだから、
似ているのもあたりまえだろう。

これじゃカキドオシを植えているのと一緒だとぼやいていたら、
斑入りの小さな株が花壇の角に葉を出していた。
やれやれである。
[Nikon D2X ED70-180mm F4.5-5.6D]

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by escu_lenta_05 | 2007-03-31 06:46 | 静物

クリスマスローズの蜜腺

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クリスマスローズに花弁が無いと聞けば驚く人も多いだろう。
花の花弁と見えるのは、実はがく片。
そう言われてまじまじ眺めて観れば、普通の花の花弁に比べれば、
厚ぼったくて何だかかごわごわした感じがする。
花も一月以上も散らずに残っているから、
成るほどそうかもしれないと納得してもらえるだろう。

では一体、花弁は何処に消えたのだろうと思えば、
虫を呼ぶ蜜腺(ネクタリン)に変身してしまっているのだ。
写真の、蕊を取り囲んでいる前歯に似た器官がそれである。

この蜜腺は受粉すると直ぐにポロリと落ちてしまうから、
開花して大分日の経った花を見ると、
雄蕊も蜜腺もすっかり落ちて、がく片と雌蕊だけが残り、
随分間の抜けた感じに見えてしまうのである。

この蜜腺、クリスマスローズの品種改良に欠かせない肝なのだ。
蜜腺が黒や濃紫などの濃い色のものは「ネクタリー」、「フラッシュ」などと呼ばれ、
色変わりの花として喜ばれている。
そして、蜜腺が膨らんで花弁状になったものを「セミダブル」、
さらに、豪華な八重咲き、アネモネ咲き、唐子咲きなどの「ダブル」は人気の品種となっている。

園芸植物としてのクリスマスローズの華々しい将来は、
退化して前歯のように成ってしまった花弁の化身の気まぐれぶりに握られているというのは、
何とも皮肉なことである。
[Nikon D2X ED70-180mm F4.5-5.6D]

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by escu_lenta_05 | 2007-03-30 06:35 | 植物

クリスマスローズの原種

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園芸の世界では、キンポウゲ科のクリスマスローズ属(Helleborus)の品種を、
総称としてクリスマスローズと呼ぶようだ。
だから、昨日のお話のマデロンがキリストに捧げた本命のクリスマスローズH. nigerは、
「ニゲル」の名で流通することになる。

クリスマスローズ属の野生種は、H. nigerを含め世界で15種あり、
中国に隔離分布するH.thibetanus以外は、すべて地中海地方に分布している。
これらの原種の育種や種間の交配によって、様々な園芸品種が次々に生み出されているのである。 

今日のクリスマスローズは、その原種の一つ、アルグティフォリウス(H. argutifolius)。
灰緑色の大きな葉で、葉の縁の細い刺状の鋸歯が特徴だ。
草丈1mにも育つというが、我が家の株はまだ40㎝程。
ご覧のように花は薄緑で、いたって地味な花だが、
オリエンタリスに比べれば木立性で、花柄もより立ち気味だから、
笠型に開いたものや、鈴のように丸い蕾の鈴生りの花をしっかり見られるから嬉しい。

原産地はコルシカ、サルディニア島であるから、生まれ故郷に因んで、
英名はCorsican helleboreで、学名をH.corsicusと記す場合もあるようだ。
[Nikon D2X ED70-180mm F4.5-5.6D]

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by escu_lenta_05 | 2007-03-29 09:04 | 静物

クリスマスローズが聖夜に咲かない?

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イエス・キリストの誕生を祝い、宝物を手にして馬小屋へ向かう東方の三博士。
一目見ようと人々もその後を追う。
羊飼いの少女マデロンもその一人。
だが、貧しい少女には捧げものなど有りはしない。
嘆き悲しんでいると、白いユリを手にした天使が現れて、
その花で大地を触れると、そこに純白の花が咲き誇った。
大喜びのマデロンはそれを花束にして、イエスに捧げた。
赤子はその花束に手を差し伸べて、優しく微笑んだという。

この有名なクリスマスローズの逸話の白い花は、Helleborus niger(ニゲル)。
アルプスの地中海側の石灰岩地帯に野生し、
12月から2月に、雪のように白い花を咲かせるから、
まさにクリスマスに相応しい花である。

最近は、クリスマスローズは人気の花で、聖夜をこの花で飾りたいと買い求める人も少なくないだろ。
だが、園芸店で売られている品種の多くは、
2月から3月が花期のHelleborus orientalis(オリエンタリス)を交配親にした「ヒブリダス」。
だから、クリスマスを過ぎても一向に咲く気配はない訳で、
ロマンチックな夜を期待した人をがっかりさせることになるのである。
このようにヒブリダスの花盛りは、クリスマスをとっくに過ぎ、雪の消えかかる早春だから、
奇異な気はするが、寧ろ彼岸の花に相応しいのである。

それでもクリスマに花を見たいのであれば、ニケル系の品種を選ぶか、
温室栽培で開花調整した花を買い求めれば良いだろう。
[Nikon D2X ED70-180mm F4.5-5.6D]

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by escu_lenta_05 | 2007-03-28 07:17 | 植物

千代の毒草?

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昨日、チオノドクサが開花した。
園芸店で買った、5、6種類取り合わせの秋植球根のセットに入っていたのが、
毎年少しずつ増えて、今年は20株位は花を見せてくれそうだ。

チオノドクサは、妻にとって覚えにくい草花の名の一つのようで、
毎年一番花を眺めては、この花の名を思い出すのに苦労している。
「千代の毒草」と記憶しておけば、すんなり連想出来そうだと、
これを書きながら思い出したから、その効果の程を妻に試してみたくなった。

Chionodoxa属は、東地中海沿岸原産のユリ科の植物で、高山から亜高山に生えるという。
チオノドクサとして園芸店で売られているは、Chionodoxa luciliaeの園芸種。
属名はChion(雪)とdoxa(栄光)のキリシャ語の合成語で、
本属の創設者ボワシエが、雪解けの中で咲くのを見い出したのに因んでいる。
英名はglory of the snowで、日本名は「雪解百合(ユキゲユリ)」。
いずれも、早春の雪解けの中、
真っ先に、そして誇らしげに、春の到来を告げる花に相応しい名だ。

チオノドクサは高山の生まれだから、耐寒性にも優れていて、半日陰でも育つらしい。
地植でも充分と言うから、この秋は庭の縁取りに球根を並べてみよう。

さて、来春、庭に咲くこの花の名を、妻がすらりと口に出すことが出来るのか、
花の咲き具合より,こちらの方がずっと楽しみになってきた。
[Nikon D2X ED70-180mm F4.5-5.6D]

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by escu_lenta_05 | 2007-03-27 07:13 | 植物

彼岸過ぎ

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彼岸過ぎの野は、タンポポの花が一段と数を増し、
そのレモンイエローの花冠の辺りには、
モンシロチョウやベニシジミが蜜を求めて飛び交っている。

何時しか、褐色の畦には青草がじわりじわりと忍び寄より、
あちらこちらに淡い緑色のパッチが現れている。

その青草の生え出す辺りに目をやると、
昨秋の枯れ草の上に、艶やかなカラスノエンドウの若い蔓が絡み付き、
それを足場に、更に天を目指して伸び上がろうとしている。

春まで残る枯れ草を「古草」。
この春新しく生えた草は「新草」という。

  「古草の芽や古草の芽なりけり」 石塚友二

それ程日を置かず、この古草はすっかり新草に覆い尽くされるだろう。
春はトップギヤに変速して、大地を緑一色に覆う季節へと
まっしぐらに進み始めているようだ。
[Canon EOS20D TAMRON IF28-75mm F2.8]

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by escu_lenta_05 | 2007-03-26 07:05 | 俳句

ローズマリー

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ローズマリーは最も名の知られたハーブの一つだろう。
葉は、肉や魚料理の風味付けは勿論のこと、オーデコロン、シャンプーにも使われる。
花は、料理の飾りや砂糖漬け、そして目の洗浄にと、全草用途は広い。

忘れてならないのは薬効。
血行障害、消化不良、胆汁分泌、殺菌などに効能がある。
そして何より、優れものの頭痛薬。
今日のような雨降りや低気圧の近づく日に、頭が重く気分が優れない人も多いだろう。
ハーブティーにして飲めば、次第に痛みが退いて行く。
更に、生葉を一束切り取って、瓶に挿したり、皿に載せてお湯を浸せば、
部屋中に爽快な香りが漂い、沈みがちな気分を和らげてくれる。

香りや薬効ばかりでは無い。
ローズマリーは、フェンスに這わせれば立派な庭の生け垣だ。
寒さに強く、真冬でも枯れることなく青々とした葉をつけ、
暖かな日が続けば小花を少し咲かせてくれる。
しかも、刈り込みにも耐えるのだから、
コニファーやサザンカなどのありきたりの樹種に物足りない人は
ハーブの生け垣はいかがだろうか。

料理の最中に思い出して、一枝摘みに走るのも良い。
憂鬱な日には庭に降り立ち、清々しいブルーの花を眺め、
折り採った枝を鼻先に当ててれば、気も少しは晴れることだろう。

我が家でも、ローズマリーは、
さりげなく生活に溶け込んでいる有り難いハーブである。
[Nikon D2X ED70-180mm F4.5-5.6D]

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by escu_lenta_05 | 2007-03-25 07:01 | 植物

ヒメウズ

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里山の小径の少し湿り気のある陰になった辺りに、
ほっそりとして草丈の低い草が群となって生えている。
その先には、5㎜ほどの小さな頼りなげな花が、皆俯いて咲いている。
群の中のどの花を見ても花弁を半端に開いたまま。
いっぱいに広げたのは一輪とて無いが、
これでも花期真っ盛りなのは間違いなさそうだ。

このあまりに遠慮がちに咲く花はヒメウズ。
「姫鳥頭」と書く。
トリカブト(鳥頭)に似ているが、小振であることに因むというが、
葉の姿形はそれらしくても、どうひいき目に見ても、花はトリカブトとは別物。

属名はSemiaquilegia。aquilegiaはオダマキのことだから、
こちらはオダマキの小型版と見なしたということになる。
草丈は異なるけれど、俯き加減に咲く様や、細長く枝分かれする草姿は
偶に山で出会うヤマオダマキにどことなく似ているから、
こちらは納得のネーミングであろう。

何れにしても、大スターや有名人の名にあやからなければ、
自らをアピール出来ない二流人という訳だ。
そんなあまり取り柄のなさそうな野草だからこそ、
一層愛おしく見えて来るのかもしれない。
少しでも見栄えするポジションを探って、
何度も何度もファインダーを覗くのである。
[Nikon D2X ED70-180mm F4.5-5.6D]

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by escu_lenta_05 | 2007-03-24 07:12 | 静物

スノーフレーク


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3月に入った頃、プランターのスノーフレークの花茎が1本伸び出して、
花蕾も順調に大きくなっていたのだが、
それ以降の寒の戻りでなかなか開花しないままだった。
彼岸になってようやく徐々に暖かくなってきた所為か、その足踏みの蕾がようやく開花した。

純白の俯いて咲く花の先の、薄緑のスポットが愛らしい。
「純粋」や「汚れなき心」の花言葉に偽りのない、無垢な雰囲気に満ち溢れた花姿だ。
緑の葉の狭間に咲く真っ白の花は、英名のsnowflake(雪片)そのもので、
早春の野にぱらりと降った雪の粒を思わせる。
スイセンに良く似た細長い剣状の葉、スズランにそっくりの鐘形の花から、スズランズイセンとも呼ばれる。

スノーフレークのベルの音に誘われるように、
我が家の春咲きの球根植物がようやく賑やかに成って来そうだ。
[Nikon D2X ED70-180mm F4.5-5.6D]

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by escu_lenta_05 | 2007-03-23 06:25 | 静物

薔薇が芽吹く頃

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野焼きで焦げた黒いノイバラの蔓が芽吹きはじめた。
冬芽を包んでいた赤い芽包を押しのけるようにして、
瑞々しい若緑の幼い葉が湧き上がるように伸び出している。

そこには目ざとくアブラムシの幼虫がしっかり貼り付いて、
柔らかな葉に流れ込むノイバラの汁を無心にすっている。
その葉に溢れる液体は、
一気に葉を展開させるに充分なエネルギーをため込んだ栄養たっぷりのジュースだ。
だから、このアブラムシ達も見る見る成長して、次々に数を増やしていく。

そうです。
あなたの庭の大切な薔薇の若芽、大丈夫ですか!
厄介なすねかじりが、再び戻って来る頃ですよ。
[Nikon D2X ED70-180mm F4.5-5.6D]

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by escu_lenta_05 | 2007-03-22 05:51 | 植物