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ミチタネツケバナ

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我が家の庭にもやっと春が訪れた。
と言っても、美しい草花が咲き始めたのではない。
ある方に自然庭園と評されたような手入れの行き届かない庭だから、
雑草があちこちに生え出したということである。
中でも良く目立つのがタネツケバナだ。

タネツケバナは「種漬花」のことで、イネの種播きに備えて種籾を水に漬ける頃に花が咲くからである。
農作業の節目を知らせる生物暦のひとつということになる。
だが、3月下旬にしては異様なほどの寒さが続いて、
とても苗床を準備する気候ではない。
タネツケバナが何かの弾みで早く咲き過ぎてしまったのかと思えば、
これはそれに良く似た別種の植物で、
帰化植物のミチタネツケバナだった。

落ち着いてよくよく見れば、
花が小さくて、種が茎に寄り添うように付いて、
タネツケバナに比べれば何となく貧相に見える。

我が家は新興住宅地の中だから、帰化植物が進入するのも不思議ではないが、
近くの田んぼ周りはどんな様子なのだろうか。
農事暦の指標植物である在来種のタネツケバナは健在なのだろうか。
外来の植物にすっかり覆いつくされていなければよいのだか。
気がかりになってきたから、ちょっと調べて見なくては・・・。
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by escu_lenta_05 | 2011-03-28 18:32 | 植物

寒い春

*講演のご案内
灘浜サイエンススクエアの自然教室で「神戸の水辺の鳥」の題で講演をします。
神戸の淡水域で見られる水鳥を50種程度スライドで紹介します。当方の題目は15:00~16:00です。 

清水孝之さんは、「六甲山の花シリーズ~六甲山のツツジ科植物~」を13:30~14:30に講演されます。

日時:3月27日(日) 13時30分~16時
場所:灘浜サイエンススクエア ホール
定員100名、参加費は無料で、事前申し込みは不要です。



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今日も寒い一日である。
ほんの少しの間ではあったが、朝方に雪が舞ったのには驚いた。
日中の最高気温はわずかに9度。
3月も下旬というのに、神戸では2月上旬頃の気温だ。

ツバキは春告げの花の筈だが、庭のヤブツバキはまだ蕾のままである。
大坂のツバキの開花平年値は1月29日だが、今年の開化は2月18日で、
平年より20日以上遅い記録だった。
宮崎や岡山でも一月以上遅い2月22日にやっと開花したという。
日本各地でツバキの開花が遅れている。
今年の春の歩みはかなり遅いようである。
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ソメイヨシノの開花平年値は東京が3月28日、大坂、神戸では3月30日となっている。
今年のサクラの咲きが気がかりなので、近くの桜並木の様子を覗いてみた。
やはり成長は遅れ気味のようで、開花はあと1週間位先になりそうだ。

サクラは低温が引き金になって、花芽が休眠から覚めるので、
寒の厳しい今年のような冬なら、例年より開花が早まると思っていたら、
春になっても冬のような寒さが続いて、花芽の成長が遅れたようだ。
それでも、木によっては開花もそう先のことではない感じに膨らんでいる花芽もあるから、
サクラの季節がそこまでやって来ているのは間違いない。
撮影:2011.3.25(上) /3.26(下) /TAMRON SP AF Di 90㎜ F2.8

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by escu_lenta_05 | 2011-03-26 18:06 | 季節

寒の戻りとツクシ

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寒い3月だ。
今日も昼間に9℃ほどしかなく、PCに向かって作業をする足元が寒い。
神戸の3月下旬の平均最高気温は13.9℃だから、
例年より5℃位低いことになる。
これは2月中旬の気温だ。どうりで寒く感じるはずだ。

この数日、室内作業が続いて、陽にあまり当たっていなかったから、
どうも短日鬱の気分だ。
暖房の燃料を買うついでに、近くの田んぼ周りをちょっと歩いて気分転換をする。

あぜ道でツクシの群落を見つけた。
ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、ノボロギクの花がそれを
囲むように咲いている。
ここだけはすっかり早春の風景だ。
どれも帰化植物というのは少しさびしいのだが・・・。
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浅く水の張る側溝にヌマガエルがうずくまっていた。
先日の暖かい日に、冬眠から覚めて出てきたのだろうか。
しかしこの寒さ、そのうろたえたような姿が気の毒である。
撮影:2011.3.24 /TAMRON AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di VC(上)
TAMRON SP AF Di 90㎜ F2.8(下)

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by escu_lenta_05 | 2011-03-24 21:07 | 季節

啓蟄の里山

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ブログの更新を永らく休止している間に、日本国を震撼させる大惨事が起きてしまった。
作業の合間に、TVやインターネットのニュースで状況を頻繁にチェックしては、
早く事態が収束に向かうことを祈る毎日が続いている。
特殊な技術や能力のある人は、被災地ですばらしい力になるだろう。
そのような才能の無い人間がその場にいても、大切な物資を消費するばかりで、
かえって復興を遅らせるばかりだろう。
では、技能も知力も財力も持ち合わせていない自分は何をすれば良いかと考えてみる。
現状をしっかり把握して、極力復興の足かせにならないこと。

情報を正確にキャッチして冷静に判断すれば、
買いだめに走ったり、安全な場所にいる人が過剰な恐怖心から不要な避難をしたり、
風評に惑わされて買い控えをしたりすることはないはずだ。
非力な自分に出来ることは、いつもどおりの日常を過ごすことだけなのだろう。
すばらしい英知の結集した国力を信じて、いち早い国土の復興を祈ることしか出来ない。

啓蟄の気(期間)に入った里山を歩くと、
生きものの息吹を感じる季節が訪れていた。
空に綿雲が浮かび、越冬から目覚めたキチョウやルリタテハが飛ぶ姿がある。
テングチョウは、野道の湿った地面で吸水に夢中だ。
ため池には今年も変わらずニホンヒキガエルの卵塊(写真3段)があった。
棚田を覗くと、水溜りにニホンアカガエルの卵塊(写真4段)が幾つも見つかる。
自然は、何事も無かったかのように季節が進んでいる。
穏やかに季節を歩むのも自然の姿だが、
大地を切り裂く狂気の姿も自然そのものだ。

平穏でありふれたような里山の風景、
どこにでもいそうなありふれた身近な生きもの。
そんな平凡な日常こそ、実は一番貴重なものなのかもしれない。
撮影:2011.3.13 /TAMRON SP AF Di 90㎜
F2.8Canon EF16-35mm F2.8L(上段のみ)


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by escu_lenta_05 | 2011-03-21 11:45 | 季節