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春隣りの綿雲

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裸木ばかりが目立つ里山の林の上に綿雲が二つ三つ浮かんでいた。
純白のふわふわとした柔らかい綿のようなこの雲を見て、
寒がりな私は「もう直ぐ春がやって来るんだ」と嬉しい気分になった。

お天気博士の倉島厚さんは「雲には10種ほどの基本型があって、
それぞれの雲の形は季節を問わず発生するから、
気象学的には雲に季節はない」といった主旨のことをある本に書いていた。
それは納得しても、やっぱり丸い綿雲を見れば春らしいと思ってしまう。

正岡子規は「春雲は絮の如く、夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く、
冬雲は鉛の如し」と書いた。
豊かな感性で自然を細かく観察した俳人がそう書くのだから、
綿雲を見て春らしいと感じるのは的外れなことではないはずである。
しかし、倉島厚さんの科学的な解説も正しいのは勿論である。

壮大な入道雲が現れるといよいよ梅雨明けかと思う。
やっとこれで梅雨も明け、鬱陶しさともお別れだとほっとさせられる。
まだ残暑の残る頃、心なしか陽射しが和らいだと思う日、
ふと見上げた空に鰯雲を見つけて秋も近いと感じる。
それを見て、耐えがたい暑さも一段落し、日照りは日々和らいでゆくだろうと安堵するのである。
そうした季節の節目に見る雲は、印象深く心の隅に刻まれ、
季節を問わない筈の雲は、季節の雲として強く記憶に残るのだろう。
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と、春めいた丸い綿雲を見たのはつい先日のこと。
それ程寒くない穏やかな天気の日だった。
ところが、今日はまた冬型の気圧配置に逆戻り。
強い凍て風に、空の雲は千切れ雲となって南東に流されている。

春隣りの空の雲は、春と冬が一進一退を繰り返し
一歩一歩春へ向かってゆくのだろう。

撮影:2013.1.24 / TAMRON IF28-75mm F2.8(上); 2013.1.26 / TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD(下)
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by escu_lenta_05 | 2013-01-28 10:32 | 季節

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by escu_lenta_05 | 2013-01-26 06:02 | ご案内

謹賀新年

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by escu_lenta_05 | 2013-01-02 09:55 | 季節