林縁のアスファルト道の上で2頭のサトキマダラヒカゲが睨み合っていた。
面白い光景なので近づいて数枚写したら、右の個体が左の個体を追うようにして、
林の中に2頭とも消えてしまった。
写した写真を確認すると、ただ睨み合っているのでなく、右が左の方を触角で触っている。
更に、右は口吻を地面に伸ばしていて、そこから吸水しているかのようにも見える。
但し、この口吻は数秒前のカットでは伸ばしていないから、
左の邪魔が入ったので、口吻を一端縮め、
飛び立つ少し前に再び伸ばした所だったのかもしれない。
ではこの場面、右が吸水している所へ、左が水場と知ってやって来たのだろうか。
サトキマダラヒカゲの吸水は他のチョウと同様、雄だけに特有の行動らしいから、
そうすると2頭とも雄と言うことになる。
斑紋から雌雄を判断すれば、右が全体的に黒味を帯びていて、左がやや明るい感じだ。
この特徴から見れば、右が雄で、左が雌と言うことになる。
ただし、大きさからは、一般に雄より雌が大型だから、
右が雄で、左が雌となっってしまう。
しかし、個体変異も大きいだろうから、
斑紋の特徴重視で判断するのが適切だろうから、右が雄で、左が雌と見て良いだろう。
チョウが触角で他の個体を触る動作は、交尾前の求愛行動で雄が良く見せる。
サトキマダラヒカゲは、雄の縄張りに入ってきた雌に雄が近き求愛行動起こすらしい。
サトキマダラヒカゲの睨めっこのようなこの光景は、
雄の縄張りに入って地面に止まった雌に、
縄張りの雄がやって来て求愛行動を起こした場面と見て良さそうだ。
口吻を伸ばしたのは吸水ではなく、昂奮した状態という事だろうか。
それなら、争い事の睨めっこではなく、見つめ合いだったと言うことになるようだ。
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