
小さなため池にオオアメンボがいた。
名前の通りに大型のアメンボで、体長は19から27mm。
勿論日本最大のアメンボである。
昨日の記事に、大型の昆虫の減少が著しいと書いたが、
このオオアメンボも例外では無いようで、
7都県でRDBに指定されている。
オオアメンボが好むのは、周りを樹木に囲まれたような
薄暗い池や流れの緩やかな流水部である。
オオアメンボの雄は、足を激しく動かして波紋を立て雌を呼ぶ。
これはコーリングはと呼ばれる独特の配偶行動である。
オオアメンボが樹木に囲まれた池に好んで生息するのは、
周囲の木が防風壁となり湖面が穏やかなので、
雄が波を起こすのに支障が少ないからだろう。
オオアメンボ類は普通雌が大型だが、本種は雄の方が大きい。
オオアメンボの雄は縄張りを作って暮らしているが、
この際、中脚の長い方が縄張り争いに勝利するのだそうだ。
それで、雄の中脚は6㎝と驚くほど巨大だ。
背が高く脚が長い雄が雌にもてると言うことだろうか。
この点、人との世界と似ているかもしれない。
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