トゲナナフシを見つけた山道にハラヒシバッタがいた。
ヒシバッタ類もトゲナナフシ同様に普段は地表近くで暮らすから、
雨で地面が濡れるとより高い場所に移動してくるのか、
珍しく葉っぱの上に止まっていた。
雨の降らない時は草の根元に隠れていたり、
土色の体色のバッタが土の上に止まっていて目立たなかったりで、
かなり写し難く絵にならないことが多いのだが、
こうして緑バックで止まっていてくれるから、
図鑑写真風には願ってもない場所である。
しかも、普段はレンズを向けると直ぐに逃げるのに、
雨で濡れている所為か動きも鈍いから更に有り難い。
ところでこのハラヒシバッタの体色だが、
写真のようなツートーンカラーが一般的である訳ではない。
体色には黒褐色から灰白色までバラエティがあって、
更にそれに黒褐色や灰褐色の斑点が様々なバリエーションで配色され、
一種なのに色彩変異が実に多様で驚かされる。
安田守さんの『
昆虫コレクション』という本には、ハラヒシバッタの23もの個体変異の写真が載っている。
この本は昆虫好きにはとても魅力的な一冊で、お薦めです。
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