洗面所にクサヒバリが止まっていた。
林道を歩いていて、「フィリリリリリ・・・」と鳴く涼やかなこの虫の音に、
いつぞや耳を傾けたことがるという方もおありだろう。
声のする辺りを目をこらしてその美声の主を捜しても、
クサヒバリの姿は一向に見えないものだが、
そんな虫が家の中に自ら入ってくるとは。
クサヒバリは「草雲雀」と漢表記されるから、
草原に棲む虫かと思われるだろうが、
実際には林縁などの低木に棲む林の虫で、
草地で見掛けることはあまりない。
林の虫だが、我が家にまで入り込んで来たということは、
マサキやネズミモチなどの生け垣や庭木などの低木があれば、
林で無くても人家の周りで生息出来るということなのだろう。
尾部にりっぱな剣型の産卵管があるから、
家に入って来た写真の個体は雌のクサヒバリだ。
残念ながら、いくら眺めていても涼やかな美声は聞かせて貰えないから、
また何時か、雄がやって来て
「フィリリリリリ・・・」と鳴くのを期待することにしよう。
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