ナナホシテントウは成虫で越冬する昆虫だから、
越冬から目覚める今の時期には、
成虫だけが見られるはずだが、
畑の周辺の陽当たりの良い畦や土手を探すと、
成虫は勿論、終齢幼虫や蛹も見つかる。
近年の温暖化の影響だろうか、
真冬でも成虫の姿を見ることもあるし、
1,2月の厳冬期に年明け以降に生み付けられた卵塊さえ見たりする。
この卵が孵化して、ナズナなどに付いたアブラムシを捕食しながら成長し、
早々と早春に新成虫になるのである。
かつては、啓蟄は越冬した成虫が目覚める季節だったが、
啓蟄より遙か以前からナナホシテントウは活動を始めるているのである。
これを温暖化が原因と断定する証拠は無いが、
何らかの影響を与えていることは間違いなさそうだ。
撮影:2010.03.14 / Micro-NIKKOR 105mm F2.8D
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