雄のキジが、小雨の田んぼで食事中だ。起耕された土塊の間に顔を出しているスズメノテッポウの枯草を食べている様子だ。穂の部分を嘴で銜え、種子をこそげ取っている。時々、嘴からはみ出した種子が飛び散っている。
キジの主な餌は植物の種子、芽、葉の植物質で、他に昆虫や小動物を食べるという。耕作地や河川の草地など、明るい草地環境に生息している。
自宅周辺は水田やため池が多いから、キジの生息環境に恵まれているのだろうか、キジは良く目にする野鳥のひとつだ。近年、他の野鳥は数を減らす一方だが、キジだけはそれ程減少したように感じない。キツネやイタチなどの、キジの捕食者が減ったこともその一因だろうか。
撮影:2012.5.25 /Nikkor AF-S ED600mm F4DⅡ+TC14EⅡ
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