鶏頭が小さな群となって咲いているのに出会うと必ず見入ってしまう。
それは、子規の「鶏頭の十四五本もありぬべし」の句を知ってからである。
その鮮血のような花の幾塊。
詩人の小さな庭に咲く赤い花と、くり返す吐血とが重なる。
この秀句によって、鶏頭の花群は私にとって特別なものになってしまった。
冬田の角に鶏頭の一群があった。
終焉を迎えながらなお赤い花。
詩聖の魂のようだと思った。
[Nikon D100 AF-S ED600mm F4DⅡ]
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