多くのチョウの幼虫が食草の葉の色や形に似せて、
天敵から上手く免れる工夫を凝らしている。
ウラギンシジミはその中でもかなりの隠遁の術の使い手。
だから、「見つかったら嬉しいな」位の気分で探してもなかなか見つからない。
食草はクズの花。
秋の気配と共にそのクズの花数も目立ってくる。
初秋の花を楽しみながら(いやいや、真顔で!)、
この隠遁の術の名手を探してみませんか。
花と見まごう体色。上手く花型に溶け込む二山状の体型。
細く伸びた花弁を装おうお尻の一対の突起。
この工夫に満ちたカムフラージュ戦術には驚きだ。
もしも運良く見つかったら、
その巧妙なテクニックにしみじみ感動すること間違いなし。
ところでこの幼虫は、お尻の二つの角の先から、
チアガールが両手で振るボンボンに良く似た
ふさふさの付いた器官を出す習性がある。
アリなどが体に触れたりすると、これを瞬間に出して振り回し、
敵を追い払うのだそうだ。
この幼虫で試してみたが、まだこの技を見せてくれない。
ご機嫌の良い時に上手く写せたらアップの予定です。
※
人気blogランキングに参加しています。
一日一回ポチッ」と、ランキングの順位アップに是非ご協力下さい。