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死の季節/season to the death



["Hayanie" of mantis(Tenodera aridifolia)is making for storing by Bull-headed shrike.]
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先日、コバネイナゴの「はやにえ」のことを記事にした。
モズがほんの先ほど突き刺したばかりだったらしく、
脚がぴくりと動いていたのだ。
これほど真新しいはやにえに出合うのは珍しいと書いたのである。

ところが、今度は出来たてのはやにえが我が家で見つかったのである。
モズの犠牲になったのは、庭で何度もモデルになってくれたオオカマキリ(Tenodera aridifolia) だから
二度ビックリ、いや衝撃である。

このオオカマキリは、餌を狙って庭の草花にいつも止まっていた常連さんだが、
今月上旬あたりから、
陽当たりの良さそうな家の南向きの壁に移動して来ていて、
日毎、止まる場所が高い位置に変わっていた。
晴れの日なら、より高い所ほど暖気が上って来るからということなのだろう。

餌にありつくこともなく、
ただ暖かい場所を探して日向ぼっこをしながら
陽を餌にして毎日をやり過ごすオオカマキリ。
見る毎に艶やかさが消え、次第に枯れ蟷螂に成って行く。
5日程前(12月11日)のこと、もう壁の上でへばり付く力も尽きたのか、
その日はサッシ窓の桟に腹這いになったままだった。
翌日、今日はどうしているのかと昨日見た窓の辺りを探すがその姿がない。
力尽きて地面に落ちてしまったのかも知れないと、
枯れ葉の落ちる地面を探すが見つからない。

もしや陽を求めて木の上に登っているかもしれないと、
いつもの壁の真向かいにある梅の木を見上げると、
なんと、地上3m程の高さの所にオオカマキリが止まっていた。
すっかり葉を落とし、枝ばかりとなったその木の細い枝先だ。
だが、腹は垂れ下がり、脚も不自然な恰好。
とうとうここで事切れたのだ。

何度もカメラの被写体になってくれ、
臨終近い姿を毎日眺めていると、
益々情が移ってしまったオオカマキリ。
名残惜しいその姿をじっくり見ておこうと、
脚立に登って間近に見て驚いた。
胸の辺りが梅の枝に突き刺さっているのである。
これは間違いなくモズの仕業だ。
何という壮絶な死だろうか。
そして、どうしてこれ程立て続けに虫の死に遭遇するのだろう。

脚立を下りて陽を見ると、高度はかなり低い。
後七日程で冬至。
一年で最も暗い日に近づいて行く。
成虫で冬越しをしない虫たちにとって、
逃れられない暗い死の季節なのである。
[写真は12月13日に撮影]

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by escu_lenta_05 | 2008-12-15 06:15
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