ブログトップ

Colocasia's Photo World

colocasia.exblog.jp

光は春



e0089532_6531927.jpg

冬至を過ぎると、レースのカーテン越しに入る陽の光が俄に明るさを増したと感じる。
里山の風景も、冬至前の耐え難いほどの陰鬱な気配が嘘のように陰を消し、
わずかに明るくなっただけの陽の光の変化に嬉しくなる。
南国生まれの故か、
冬至になる前の薄暗さはとても苦手。
それで、冬至過ぎの光の復活が天の救いの手のように嬉しくて、
「随分明るくなったな・・・」と、
野の景色を眺めては、最近口癖のように呟いているらしい。

柔らかな冬の陽に銀色に輝く丘陵の裸木の梢の先や、
すっかり枯れ草となったエノコログサの穂が、
時より吹く冷たい風に煽られる度に細かな光の粒をまき散らすのを見ては、
「本当に明るくなったな・・・」と、また呟いている。
光の変化を映し出す野の風景を見つける都度、
こう独り言のようにくり返すから、
家人に「よっぽど暗いのが嫌いなのね」と、
あきれたように言われてしまうのである。

「昨日までとは打って変わったような明るい風景は、やはり錯覚などではないようだ。
12月25日のクリスマス祭は、一陽来復を願う冬至祭りの一つ。
そして、正月もまた農耕民族にとって重要な光の祭りなのである。
冬至は季節を分ける大切な節目で、
光に敏感な植物は、すでに光の春を察知していて、
ぼつぼつ復活の日の為の準備を始めているはずだ。」

と、昨年の今頃ブログにこんな記事を書いている。
陽の光の復活に異様に反応する私は、
農耕民族の余程濃い血を引き継いでいるのかもしれない。
これから一層寒さが厳しくなる季節なのに、
枯れ野に散りばめられた小さな光の春の息吹を見つけては、
何故か嬉しくなるのである。

   人気blogランキングに参加しています。 
一日一回ポチッ
と、ご面倒でもランキングアップに協力下さい。
【This blog takes part in Blog Ranking.  
PLease vote for this article : here】
[PR]
by escu_lenta_05 | 2008-12-28 06:53 | 風景
<< ヤコブの階梯 急場しのぎ >>