いつも歩く淋しいが野道に、今日は何故か人影が多い。
手ぶらでただ歩くだけの人、
慣れぬ風でジョギングする人、
犬に引きずられて顎を出して通り過ぎる人。
行く道行く道で出合うのは、寝正月で暇を持てあます人々なのだろうか。
そして今日はスズメの群にもよく出合う。
季節によってはとんと姿を見せないススメ達も、
冬田の餌がすっかり無くなって、
これから暫くは、集落の周りが頼りということなのだろ。
人里ばかりか、河原にも鳥陰が多い。
コサギ、チュウダイサギ、ダイサギ、アオサギのサギ類の他に、
イカルチドリ、タシギ、セグロセキレイ、カワセミと、いつもより
多くの野鳥の姿がある。
そして、浅瀬では冬鳥のクサシギ(
Tringa ochropus)も盛んに餌を漁っていた。
空に目を写すと、先ほどまで海の上に沸き立っていた背の低い積雲の群が、
鉛色を帯びた厚い城壁のような帯状の雲に変わっていた。
きっと寒冷前線の雲に間違いない。
間もなくすると、鳥を探してゆっくりと進む車のフロントガラスに、
日向雨の小さな雨粒がばらぱらと落ちてきた。
何時にない鳥陰の多さは、
ひょっとして天気の変調のシグナルなのかもしれない。
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