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カテゴリ:セミ・カメムシ( 42 )

コアオカスミカメ

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菜園の片隅に4品種程の菊を植えている。
11月の上旬に白いのが咲き出して、次が薄い青紫、
そして今は芯だけ赤い黄花が咲き始めている。

菜園の周りはすっかり冬枯れで、
野の花はほとんど見当たらない。
新聞紙を広げた位の狭い場所に植わったほんの少しの菊だが、
初冬でもなお活動している昆虫にとって、
これがはうれしい餌場となっているようで、
暖かな日には、ハナアブ類やカメムシなどがその花の周りに集まっている。

コアオカスミカメもそのひとつ。
まもなく開花しそうだが、まだ蜜は出そうにも無い蕾に取りついている。
このカメムシは蜜が目当てではないから、
花は咲いていてもそうでなくても支障はないのである。

カメムシ類はセミと同じように、長いストロー状の口を持っていて、
草や木、時には他の昆虫にこの口を突き刺して、その汁を吸って暮らしている。
コアオカスミカメはヨモギが主な食草だ。
栽培の菊はヨモギと同じキク科の植物だから、好みの植物のひとつなのである。
それが災いして、キクの害虫の代表になってしまったのである。

5mmほどの小さな昆虫だが、吸汁された部分は成長障害を起こしてしまう。
菊ばかりでなく、ナスやチャにも害を及ぼすらしい。
ちっぽけな昆虫だが、実は 中々の厄介者なのである。
撮影:2010.12.1 / TAMRON SP AF Di 90㎜ F2.8

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by escu_lenta_05 | 2010-12-03 06:07 | セミ・カメムシ

羽化失敗

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庭掃除をしていた家人が、セミが羽化しているというので見に行くと、
メドセージの葉の裏に、胸の辺りが裂けてまさにその瞬間のアブラゼミがいた。
仕事を中断して、さあ撮影となるはずだったが、
良く見れば、出てきた頭部はすでに茶褐色をしている。
羽化の瞬間なら、体色は乳白色をしているはずだ。
暫く見ていたが、全く動く気配がない。
残念、何らかの原因で、羽化の途中で死んでしまっているのだった。

アブラゼミは、卵期1年 、幼虫期間5年で、
幼虫はこの間暗い地中で木の根の汁を吸って過ごしている。
そして、成虫期間は1週間から1ヶ月。
長い地中生活から首尾良く明るい世界に出て来ても、
このように、羽ばたくこともなく死んでしまったりするのである。
さらには、無事に羽化したとしても、
待ちかまえていた野鳥に食べられたりと、
子孫を残すまで生き延びるには、幾つもの試練が待ち構えている。

雌雄の親2頭から、2頭の子が無事に育てば、
個体数は増減無く維持されることになる。
セミの雌の産卵数はが300~600個という。
そうすると、生まれた卵のほとんどは親に成る前に死んでしまう訳で、
ほんの一握りが運良く親まで育つのがセミの現実だ。
気の毒だが、羽化の途中で死んでしまったり、
野鳥の餌食になるのは至極当たり前の出来事なのである。

ようやく羽化を間近に息絶えたセミを見ると、
実に気の毒だと思うのだが、
近年、大発生傾向によって、
騒音公害を引き起こしかねないようなクマゼミには、
渋い顔をしてしまうのだから、
人間という動物は(自分を含めて)何と勝手な生きものなのだろうか。
撮影:2010.07.20 / Canon Compact-Macro EF50mm F2.5

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by escu_lenta_05 | 2010-07-22 09:02 | セミ・カメムシ

ニイニイゼミの羽化

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今年は全般に冷夏傾向らしく、
セミの発生も遅れ気味のようだ。
7月5日、やっとニイニイゼミの声を聞いた。
ニイニイゼミはセミの中では周波数が高い方。
加齢に従い高周波音が聞き取りにくくなるというから、
既に鳴いていたのを聞き逃していたのかと思っていたが、
良く訪問する自然系のブログでも初鳴きを最近確認したとあるから、
今年の夏のセミの発生は遅れ気味と見て良さそうだ。
例年は6月10頃には初鳴き聞いているから、
やはりこれは異様な遅さだ。

野道を歩いていたら林縁のネザサにニイニイゼミが止まっていた。
翅の薄いので、羽化してまもないのだろうと、
近寄って見ると、案の定脱け殻が側に着いている。
普通、ニイニイゼミの羽化は夕方から夜に掛けてだが、
これはお昼前の出来事だから、変な時間帯の羽化だ。
照度が低い曇り空や雨の日は、早朝や夕暮れの前でも羽化を見ることがあるから、
折からの曇り空なので、こんな時間帯に羽化したのだろう。
撮影:2010.07.10 / TAMRON SP AF Di 90㎜ F2.8

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by escu_lenta_05 | 2010-07-11 12:03 | セミ・カメムシ

ブチミャクヨコバイ

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庭のソレルの葉にブチミャクヨコバイDrabescus nigrifemoratus (Matsumura, 1905)
が止まっていた。
Drabescus属は日本に5種がいて、ブチミャクヨコバイは北海道、本州、四国、九州に
分布するこの属では最も普通の種で、7~9月に成虫が見られる。
食草はブナ科らしい。
我が家の周りにあるブナ科の植物はシラカシとウバメガシ。
さて、どちらから発生したのだろう。
ソレルの直ぐ脇にシラカシが植わっているから、
これが発生源だろうか。
幼虫を探して見なくては。
撮影:2010.06.21 / TAMRON SP AF Di 90㎜ F2.8


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by escu_lenta_05 | 2010-06-25 06:15 | セミ・カメムシ

アメンボの脱皮

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寒いので暖かな季節の気分でもと、
ハードディスクの古い画像を探ってみた。
出てきたのはアメンボ(ヒメアメンボ?)の脱皮シーンだ。
これを写した記憶はすっかり吹っ飛んでしまっていたから随分驚いた。
アメンボの脱皮に出逢うことは稀だから、
HPにアップしていそうなものだが、それも確かやっていないはずだ。

元画像はかなりアンダーで撮影していて、
サムネイルでは何が写っているのか判らない。
それで、今まで吸い上げられることもなく忘れ去られていたようだ。
このような映りの良くない画像も時々は良くチェックすべきだと反省。
                                   2003年6月1日撮影


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by escu_lenta_05 | 2009-12-24 06:24 | セミ・カメムシ

ツクツクボウシの脱け殻

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冬の林のいきもの捜しでおもしろいのは、
木の枝に生み付けられたカマキリの卵、
ミノムシやヤママユなどの繭、ハチの古巣などと様々だ。
今日の写真のようなセミの脱け殻(空蝉)も良く見つかるものの一つ。
大概は風雨に飛ばされたり、中には鳥に食べられたりして
冬まで残っている脱け殻は少ないが、
葉影や風の当たらない谷陰を探せば、
夏の蝉たちの凄まじい喧噪の証を見つけることが出来る。
ツクツクボウシは里のセミの中では最も遅く羽化するから、
夏の初めに羽化する他のセミ類より、脱け殻が残っている確率は高いのかも知れない。
早い時期に羽化するセミといえばハルゼミ。
このセミはなかなか敏捷で、未だに成虫を写していない。
それに脱け殻させも写していないことを思いだした。
思い出したついでに、早速探して見なくては・・・。

*ご案内
先日御案内しました「守ろう!神戸の自然」のインターネットでの配信は
12月19日頃からのようです。これで全国の皆さんが
ご覧になれると思います。
   神戸市役所の「KOBEムービーチャンネル」からもみられます。
 
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by escu_lenta_05 | 2009-12-13 06:17 | セミ・カメムシ

クマゼミの産卵痕

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お盆前にするはずの庭木の剪定を、
雑用が重なってなかなか出来なかったから、
木は伸び放題で蜘蛛の巣が彼方此方に張って、
庭はすっかりあばら屋同然になってしまった。
もう限度と、この二日間庭仕事をした。
未だ一日掛かりそうだが、これは庭が広いからでは無く、
放ったらかしだったから、そのしっぺ返しで時間が掛かってしまうのである。
やっぱり、この手の作業はやるべきと時にすべきだと反省。

そんなことで、庭に一日下りていると色んなものが見つかる。
その一つがこのセミの産卵痕。
トウネズミモチの枯れ枝が、規則正しく鑿で削ったようにしゃくれている。
この一つ一つに卵が生み込まれているのである。
卵はこのまま越冬して来春孵化し、
地面に落ちて地中に潜り、
木の根っこをすって成長を続けるのである。

大きさなどから察すると、これはクマゼミの産卵痕だろうか。
最近、クマゼミが光ファイバーのケーブルに産卵することで、
回線障害が頻発し問題になっている。
なるほど、この凄まじい産卵痕なら、
柔らかいケーブルなど分けなく断線させてしまうだろう。

そここで、クマゼミが産卵しないようなケーブルの開発が進められている。
ケーブルには心線を取り出しやすくするためのノッチ(溝)があるが、
クマゼミはこれを利用して産卵管を突き刺すらしい。
そこで、このノッチを無くし、さらに,
心線の周りを樹脂の防護壁で覆う構造のケーブルが開発された。
また、クマゼミは枯れた枝に産卵する習性があるので、
ケーブルの被覆材を従来のポリエチレンから,
生木の感触に近いポリウレタンを採用したものも作られている。

温暖化やヒートアイランド現象で、クマゼミは大発生の様相だ。
クマゼミの猛威は、元を質せば人間の産業活動が主因だが、
在来種の生息圏を脅かすばかりでなく、
思わぬ災いも引き起こしているのである。
クマゼミに限らす、暖地性の昆虫の増加は、
予期せぬ事態を招いてしまうかもしれない。


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by escu_lenta_05 | 2009-09-07 05:04 | セミ・カメムシ

アミガサハゴロモ

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by escu_lenta_05 | 2009-08-02 07:13 | セミ・カメムシ

アカヒメヘリカメムシ

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ヒメヘリカメムシ科(Rhopalidae)のカメムシの一種。
この科は日本6種だけが知られる小さなグループだ。
本種とスカシヒメヘリカメムシ、ブチヒゲヘリカメムシはイネの実を吸汁するから
イネの害虫ということになる。
写真は自宅の庭のドクダミの葉に止まっていた個体だ。
このアカヒメヘリカメムシはイネ科、タデ科、キク科の植物を寄主にしているから、
イネの無い所でも発生するのである。

ヒメヘリカメムシ科のアカヘリカメムシ以外の5種は、
どれも北海道から九州まで分布していて、
草むらなどで割合普通に見られる種である。
体長7㎜前後で、翅が透けているのが特徴のカメムシである。


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by escu_lenta_05 | 2009-07-29 07:14 | セミ・カメムシ

キョウチクトウアブラムシ

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庭に植えているオクシペタルム(Oxypetalum)の茎に橙黄色のアブラムシが発生している。
和名はキョウチクトウアブラムシという。
名から察しが付くように、キョウチクトウは勿論、ガガイモ、フウセントウワタなど、
キョウチクトウ科やガガイモ科の植物を寄主にしているアブラムシである。
フェンスに絡ませたオクシペタルムに毎年このアブラムシが大発生するが、
駆除することもせず放任状態である。
オクシペタウルは丈夫な植物で、アブラムシに集られてもどんどん花を咲かせるし、
庭には他にキョウチクトウ科やガガイモ科の植物は植えていないから、
中害拡大の心配は無いのである。

アブラムシ類には似たもの同士が多くて、
虫体だけで種名を確定するのはかなり大変な作業だが、
寄主植物が判れば、これを頼りに種を絞ることが出来る。
中には季節によって寄主を替える種もあるが、
大方は特定の植物に依存しているからである。
キョウチクトウ科の植物は、オレアンドリン、アディネリン、ジゴトキシゲン、
アルカロイド化合物などの有毒成分を含むことで有名だ。
キョウチクトウの枝で肉の串焼きをして死亡したというフランスでの事例や、
これで作った箸を使って死亡したという国内の事例などがあり、
毒性は青酸カリより強いとも言われている。
キョウチクトウ科の植物と同様に、ガガイモ科もアルカロイド化合物を含み、
ガガイモ科の植物を食草としているアサギマダラやオオカマダラなどのチョウは、
幼虫期に体内に取り込んだこの毒性分で天敵から身を守っているのだそうだ。

ところでこのキョウチクトウアブラムシだが、
他のアブラムシのようにアリに甘露を与えたり、
テントウムシに捕食されたりと、他の昆虫と関わりがあるのだろうか。
もしそれが無いとすれば、アルカロイド化合物の毒性と関係しているのだろうか・・・。
少し観察してみるのも面白そうだ。


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by escu_lenta_05 | 2009-07-28 05:46 | セミ・カメムシ